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 コヨーテ・アグリー(原題:COYOTE UGLY
   監 督 :デヴィッド・マクナリー
   出 演 :パイパー・ベラーポ、マリア・ベロ
   ジャンル:ドラマ(音楽)
   2000年  アメリカ



 リアン・ライムスの歌が…というので見てみたのです。

注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 主役はこれまで私の全然知らない女優さんで、ソングライターを目指して田舎からニューヨークに出てきてデビューするまでの話。
 ヴァイオレット(=パイパー・ベラーポ)は、父親の反対を押し切ってソングライターになるためにニューヨークに出てきます。
 しかし、ことがそううまく運ぶわけもなく、生活資金を稼ぐために「クラブ・コヨーテ・アグリー」で働き始めますが、そこはバーテンダーがカウンターの上で踊ってショーを見せる過激なクラブだったのです!
 やがてチャンスが巡ってきて、音楽の新人発掘をやっているクラブにヴァイオレットのデモテープが合格します。
 しかし、大事な当日、人前で歌うのが得意ではないヴァイオレットはステージで声が出せません!
 そこに客席の片隅にいた元彼が … 。


【感想】
 彼女の、何度もある歌うシーンは全てリアン・ライムスの吹き替えということで、最後にはリアン・ライムス当人が本人役でいきなり登場します。(訳は分からん!)






 カメラワークはオーソドックスな線だと思うのですが、ダンスシーンはとても迫力があります! 「長回し」なんぞ知っちゃいないというような細かいカットでたたみ掛けてくるのです。
 この映画の見どころの一つでしょう。

 また、歌はこの映画のようにストーリーのある映像を背景に聞くと、また一段と感動的で良いな〜 と、改めて思った次第です。


 シンガーではない主役が吹き替えで歌いまくる映画を見たのですが、結構面白かった…。
 主役の相手役の男性が、それなりのイケメンで性格までもが聡明な優しさあふれるいい男なのも心休まるのです。
 紆余曲折を経て、最後はちゃんとハッピーエンドになるし、周辺の登場人物も結局は皆いい人であって、私としては人生を描く映画というのはこうであって欲しいタイプの映画です



  … 私は感情移入が激しいのか、映画の主役が不幸になって終わられると、とても、とっても、へこんでしまうので… 。



  2018.09.    ................ 傑作映画館の目次ページへ